ご存知!藤村忠寿氏も出演、鈴井貴之主宰OOPARTS『SHIP IN A BOTTLE』を見てきた

友人がチケットとれたのでどうですか?とのお誘いに甘え、ミスターこと鈴井貴之氏主宰の劇団「オーパーツ(OOPARTS)」の第2回公演『SHIP IN A BOTTLE』をグローブ座で見てきました。

あらすじは、

南太平洋上に浮かぶ一艘のマグロ漁船。それは海上刑務所だった。
脱走する事は不可能。刑期を終え陸に帰る日まで、黙々とマグロ漁に従事する受刑者たち。
が、大嵐により船は大破し沈没寸前。混乱する船内。
生き延びる為には協力し合わなければならない。
受刑者たちは懐疑心が先に立ち協調を見いだせず、混乱は増すばかり。
それでも彼らは必死に生きようとする。
しかし、この船には彼らも知らない重大な秘密が隠されていた。

詳しくは公式HPを御覧ください。

そして、ミスターと藤やんの対談も必見。
鈴井貴之×藤村忠寿対談 OOPARTS『SHIP IN A BOTTLE』


正直にいって、水曜どうでしょうファンであり藤村忠寿(藤やん)ファンだったから、今回の舞台に足を運んだというのが正しい。それはきっと今回同行した友人も同じだとおもう。

だから、普段は舞台など全く見る機会もないのでどう評価していいのかわからないし、1度見ただけなので深読みしたり考察したりする思考パターンもできていなかったので、感想は?と聞かれると信じられないくらい浅い答えしかでてこない(笑。というか、なんだかモヤモヤがばかりが残った。

具体的な内容については公演中ということもあり控えますが、きっとミスターの意図したことの半分も気が付かなかったような気がします。観覧後、いろんなブログをみると「ああ、そういうことでしたか…」と思うような考察が多々。そんなところまで良くわかるなぁ、なるほど〜と感心するばかり。

深いところまで理解出来なかったとしても、身近な距離で(マイクを通さない)生の声で生身の人間が演ずる舞台をみるということは、年に一度くらい経験してもいいなあって思った。それでもハッキリわかったのが「藤やん、役者も器用にこなしてらっしゃる。違和感なし。そしてやっぱり声が良い!」ということ。信じられないけれど、藤村さんは長期出張扱いでの舞台の全国公演参戦というHTB(北海道テレビ)さんの太っ腹ぷり。人生なんでも楽しまなきゃというポジティブなエネルギーをもらいました。

見終わった後、あーだこーだ感想を言い合うというのも一つの楽しみだし、謎めいて多様な解釈ができるエンディングもミスターの狙い通りだったのかなぁと思うと「まんまとしてやられたな」と。見る人によって解釈は違うし、おそらく演技や公演も重ねるにしたがって少しづつ変化していき洗練されていくのだと思う。なので初回公演とオーラスではまた印象が違うのかもしれませんね。

あ、出来るなら1F席で見たほうがいいかも。舞台奥に行くにしたがってせり上がっていくような船の甲板をイメージしたセットなのですが、2F、3Fからだとイマイチせっかくの勾配がわからないし、何より演者の表情も見えにくいのでオススメはできません。といってもソールド・アウト必至な公演だから、見れるだけ良いのかな。

ということで、観覧後はステーキとビールで舞台の話から始まり、最後は婚活論争まで(w 普段は行くことのない新大久保にて楽しんだ週末でした。