マイルールとマイルールを破る時

今日はいつも刺激を与えてくれる友人と会話をしていて。マイルールという単語が出たので。プロフィール欄に「投資について〜」と書いている割には、いままで投資に触れた事がなく。

投資判断についてもマイルールというか、自分でコントロールできる範囲でポジションを持つ事は大切で。限界ギリギリや余力がない状態では、冷静な判断が下せることは難しく。

そして、リーマンショックを予見した人と話題になったナシーム・ニコラス・タレブの「ブラックスワン」(黒い白鳥=ありえないこと)ではないけれど。自分の経験や予測を越える出来事が起こることも不確実な現実では、可能性がゼロではないわけで。稀な事象は、突然起きる。

自分の中で確率されたマイルールというものも、たまたま今日までうまく行っただけかも知れず。投資の世界では、コツコツ毎日利益を積み重ねていても。過去のトレンドを研究したリスクヘッジをしていたとしても、一度の失敗ですべてを失う可能性もある。

投資というのはリスクを引き換えにリターンを得ること、そして*1期待値(確率とは違う)の高いトレードを繰り返し、勝ち負けはあってもトータル利益を伸ばすことが大切で。

そして、マイルールにこだわり過ぎず、マイルールは常に進化し環境にアジャストできるよう柔軟性を持ちたい。自分自身は自分でコントロールすること。そうすれば、ストレスはないはず。

他人の望む自分像、他人が決めたルールに従おうとしてうまく適応できないからこそ、ストレスを感じる。自分の未来は自分で決めないとね。逆に言えばダメだ、無理だと言われても、可能性はゼロにはならないわけで。不確実だからこそ、面白い。それくらいの余裕をもって行きたい。

*1:翌日株価が上がる可能性が80%、でも上昇の幅が1%だとしたら、下落する確率が20%でも下落幅が10%だとしたら。どちらの期待値が高いだろうか。これが期待値と確率の違い。