攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D

先日、攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3Dを見てきた。SOLID STATE SOCIETY自体は既に見ていたのだが、3D化し評判も上々なので新宿まで足を運んだ次第。

唐突だが、攻殻機動隊を知らない人はもったいないなあと思う。世界基準で最も優れたアニメだと思っている。個人的には昔から漫画もアニメも全く興味のない人間で、アニメなんて子供が観る物と決めつけていた。その概念が一気に変化したのがAKIRAであり、機動警察パトレイバーであり、攻殻機動隊であった。思えば、95年か96年頃に米国ビルボードGHOST IN THE SHELLがチャート1位となったということで、始めてこのアニメを知ったように思う。今までのアニメのイメージからかけ離れた圧倒的に綿密な描写、哲学や美学、現代〜未来社会を提唱するような複雑なストーリー、個性的なキャラクター達に魅せられた。知的好奇心を煽る世界観は大人でないと理解し難いかもしれない。海外からの評判が高いことも納得させられる。

今回初めてアニメの3Dというものを見たが、アニメに3Dは相性が良いように思う。3D化された今回のオープニングムービーは圧巻だった。電脳空間に吸い込まれるような感覚。3D版のBlurayも発売されるようだ。3Dテレビがある人は購入して後悔しないであろう。そして特筆すべきは音楽も良いこと。菅野よう子さんのサウンドと映像のマッチングは最高だと思う。

自分がSF好き・未来思考ということもあるが、攻殻機動隊の世界観は他では味わえない最高峰のものと言える。アニメ?子供じゃないんだから〜と思っている人は、騙されたと思って一度観ることをお勧めします。続編がありそうな終わり方なので、次のシリーズも期待してます。

攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D』 予告編
http://www.youtube.com/watch?v=VZ5QQcn_QYs&feature=fvst