イオンSIMをiPhone3Gで使ってみる

先に月額980円で使い放題というイオンSIMを入手していたが、肝心の端末を決めかねていて。計画では手持ちの古いiPhone3Gを脱獄(Jailbreak)しSIMロック解除をして使うつもりだったのだが…。

調べているうちに現在場所によりdocomoの初代Xperia(SO-01B)がバリュー一括0円で手に入ることが分かり。バリュー一括0円で入手すると、月に7円で初代Xperiaが運用可能。そのままイオンSIMを入れて使えばヘタに白ロムを買うより安上がりという計算。(初代Xperiaは月々サポート額がMNPで2,786円と高額の設定。タイプシンプルバリュー、パケ・ホーダイダブル2、eビリングで契約すると、780円+2,100円-2,786円-105円で-11円となり、ユニバーサルサービス料の7円のみで運用できる。)いまだiPhone3Gの下取りがそこそこ良い値段で売れるので、今後のトラブルが自己責任となるiPhone3Gを脱獄して使うより、iPhoneを売却し新品のXperiaを入手したほうが良いかと迷っていた。

脱獄を躊躇していたもう一つの理由が、今回手持ちのiPhoneは水没させた友人にしばらく貸していたので、iosが4.2.1/ベースバンド05.14.05までバージョンアップされてしまっていた。ios4.2.1でSIMロック解除をするには、ベースバンドをiPad用の06.15.00へ強制的に上げなくてはならず。ベースバンドは基本的に一度上げると下げることが出来ない。そのための不都合はあり、GPSが機能しなくなること(無線LANの位置から割り出すPlaceEngineは機能する)、そしてiTunesの復元機能が使えなくなること。その他、脱獄に最しての技術的な不安も当然あった。
結論からいえば脱獄しました。

なにより使い慣れたiPhoneアプリと操作性は捨て難く、いまからAndroidを覚えるのも面倒。そして今後はいくらでもAndroid端末を安く入手できる可能性があること。iPhone3GはiPhone4とはまた違ったデザインの美しさがあることなどなど。

古く死蔵しているiPhone3GでイオンSIMを使おうと思っている人の参考に、当方がJailbreakした環境を書いておきます。脱獄はAppleの保証を受けられなくなります、当然ながら自己責任で。最悪文鎮化することもあるようです。

使用マシンは「Mac OS X 10.6.8」「iTunes 10.3.1」iPhoneからSoftBankの黒SIMを抜き出す。脱獄アプリは「redsn0w_mac_0.9.6b6」「iPhone1,2_4.2.1_8C148_Restore.ipsw」を使ってリストア。iPhoneが再起動後ベースバンドが06.15.00になっていることを確認。インストールされている「cydia」から「ultrasn0w 1.2.3」でSIMロックを解除。イオンSIMの説明書にあるAPNをiPhoneに設定して完了です。全くの初心者でも30分程度で終了。事前にネットで色々調べていたこともあるが、途中でトラブルこともなく案外あっさり完了しました。

さすがに通信スピードはそれなりに遅いけれど、当方環境ではradikoも聞けました。BB2Cは十分実用的。テキスト中心のサイトなら問題なし。docomoの広い安定したエリアを使えることで、バックアップ的な用途で使うなら十分です。Jailbreak(脱獄)することには抵抗があり脱獄アプリを積極的に使っていこうとも思わないが、放置していたiPhoneが再び活用できそうで良かったよ。