選んだのは「Roland A-49」49鍵盤MIDIキーボード選び(BEHRINGER UMX490 /Roland A-49/ALESIS Q49)

前回の記事からちょっと時間が経ってしまいましたが、結局3機種の中から選んだのはRolandA49でした。A49にした理由は「弾き心地を徹底追求した本格シンセ鍵盤を採用」というキャッチコピーで、3機種の中では1番筐体や鍵盤の剛性が確保されてそうなことでした。実際にガンガングリッサンドをしたり、連打をしてもガッチリ安定です。それにMac・Winに加え、別途、Apple iPad Camera Connection Kitが必要ですが、iPadにも対応したMIDIキーボード・コントローラーということ。色もブラックとホワイト2色展開しており、今回はデスクに設置したときに圧迫感が少なそうなホワイトにしてみました。求めていた機能的には極々シンプルで、MacGarageBandを音源として時折ピアノやシンセ音源を活用して鍵盤を弾けたらいいなという程度なので、実際は3機種のどのモデルを購入しても問題はなかったのですが…。一番安く購入できたALESISと比べると約5千円高い。そう思うとALESISでも良かったかなあと思わなくはないのですが(笑)。いまだMIDI健在という方には、MIDIアウト端子を使うことで外部MIDI音源の接続も可能です。人によってはこれ結構ポイント高いかも。

良かったことは、やはりミニ鍵盤ではなくフルサイズ(通常のピアノと同じ)の鍵盤にしてよかったなぁということです。やはりミニ鍵盤では弾いてる感じがしなくて、おもちゃの鍵盤を押しているようで楽器感が薄くて。

サイズ感からなんとなく49鍵盤かなぁと思ってましが、実際に届いて自室のデスクに置くとフルサイズ49鍵盤がジャストでした。実際に弾いてみても、左手でルートを右手でメロディとコードのブロック奏法であればなんとかなりますね。本格的にやろうとすれば61鍵盤でも足りず88鍵盤がベストなのは間違いないのですが、ちょっとした演奏やDAW入力用と考えると、49鍵盤は使い勝手が良いサイズだと思います。不足する鍵盤数を補うトランスポーズボタンもイルミ点灯もありわかりやすく使いやすい。A49の鍵盤は俗にいうシンセタッチですが、比較的重めに感じるのは久しぶりのキーボードだからでしょうか。指がかなり訛っているので。ピアノタッチなハンマーアクションの鍵盤にこだわると一気に高くなりますね。ちなみに88鍵仕様のA88は、A49と違いアイボリー・フィールG鍵盤のピアノタッチ仕様です。

個人的にしばらく実際に使ってみて「イマイチ」なところは、懸念はしていたのですが、ピッチベンド、モジュレーションのスティックですね。いままでのシンセサイザーは上下にホイールするタイプだったので、それに体が慣れすぎてしまっていてうまく操作できません。常に定位置に戻ろうとするためモジュレーションやピッチベンドの効果を出したいときはスティックは常に傾けていないと効果が持続しません。ホイールタイプであれば、手を話してもモジュレーションの状態を維持してくれるのですが。この辺は好みもあると思いますが、やはり慣れているタイプを選んだほうが良いかと。ライブパフォーマンスやアドリブ演奏で威力を発揮するD-BEAMは他社にない機能。たしかに面白い効果が出せます。

付属しているDAWソフトウェア「SONAR X1 LE」については、インストールしていないので評価はできませんが、定評あるソフトウェアなので下手にマイナーなDAWを触るより入門としては良いと思う。DTMを復活してもいいのですが、ハマると時間もガッツリもっていかれてしまうのが分かっているので、とりあえず今はYouTubeiTunesで音楽を再生し、その曲をなぞって弾いてるだけで満足”と”しています。久しぶりに弾いたらめちゃ左手が疲れる、鍵盤ってこんなに重かったっけ状態でした。