ふらっと横須賀、海軍カレーを喰らう

都内で所要を済ませたのが午後1時。その後は特に計画してなかったけれど、天気もよくドライブ日和なので急遽そのまま横須賀までドライブすることに。横須賀を選んだのは、都内から遠からず近からずでふらっと行くには調度良い距離感、かつ個人的に行ったことがなかったのでどんなところなのかぁと。横須賀と言えば「海軍カレー」ということで、夜はカレーに決定です。

東京から横須賀までは距離は50キロちょっと。横須賀までは高速で1時間ちょっとで着くのですが、あえて下道でゆっくりと行ってみることに。多摩川を渡り川崎・横浜の中心部を抜け、金沢区に入ると一段と生活感のある町並み。三浦半島国道16号線で横須賀までひた走る。三浦半島を走るイメージは海が見える開けた海岸道路だったのですが、実際はアップダウンがあり山を幾つものトンネルで抜けていくというイメージとは真逆の景色でした。しかも結構な交通量と信号でペースも上がらず。途中予定外のストップを強いられたこともあり、横須賀についたのは日も暮れそうな時間。

横須賀は東京湾の入口にあるという場所柄、江戸時代から国防の拠点となり早くから軍港都市として栄え、昭和時代に入ると大日本帝国海軍の一大拠点と発展した街。横須賀も東京や横浜のベッドタウンとして発展してきたが、他のベッドタウンと化した街とはやや異なる独特の雰囲気を感じた。それは外国人の多さや英語・アルファベッド標記の看板や店構えなどのアメリカと日本の文化が融合しているような異国感、そしてなにより米軍基地。うまく表現できないのだが「基地のある街」特有の空気感があった。黒船来航(江戸湾浦賀、現在の神奈川県横須賀市浦賀)で初めて聞いた 「横須賀」という響きのもつ自分の中のイメージがより強くそう感じさせるのかもしれない。

腹ペコだったので、到着後すぐに横須賀中央駅にほど近い横須賀海軍カレー本舗に入る。何やら戦艦もの?や期間限定の派手なメニューも有りましたが、1番人気だった「よこすか海軍カレースペシャル」を。なんでも明治41年の「海軍割烹術参考書」に記載されている、よこすか海軍カレーの基本となるレシピを再現したという。ビーフとチキンが選べ、メニュー内訳はカレー・ライス・牛乳・サラダ・薬味・海軍珈琲付きという内容。

まずはサラダと牛乳が運ばれてきました。肝心のカレーの味はというと、誰もがどこかで一度食べたような懐かしい味といいましょうか。うまく食レポできませんが、素朴なベーシックな味。チキンとビーフではちょっと味が違い、チキンはビーフよりあっさり。どちらかと言えばビーフのほうがコクがあり個人的好みではありました。

世界三大記念艦の一つである「三笠」が保存されているという三笠公園にも寄ってみましたが、すでに暗くなっておりイマイチよくわからず。

また次回ということで、帰りは高速でブイッとひとっ走り1時間ちょっとで帰宅しました。今度はゆっくりと三浦半島ドライブをしてみたいですね。