日本製でデザイン重視の土鍋選び「銀峯陶器製・菊花鍋(瑠璃釉)」

無ければないでなんとかなってはいたものの、常々欲しいなぁと思っていた土鍋。鍋のシーズンもそろそろ終わりというこのタイミングで手に入れました。

個人的にこだわりは「日本製」であること。土鍋の原材料は土なので、素性の不明なものはちょっと敬遠したい。店頭でお手頃価格でデザインも悪くないと思って見てみると、ほとんどが中国製の製品。日本製でよく見かけるのは花三島の土鍋。まさに土鍋というデザインでこれはこれで良いのですが、もう少しスタイリッシュなモデルが欲しいなぁと探していました。以前、無印良品でみた土鍋が良さそうだったので気になっていたのですが、最近店舗では見かけない・・・販売終了でしょうか。

本当は実物をみて決めたかったところですが、価格もこなれてきた萬古焼の銀峯陶器製・菊花鍋(瑠璃釉)で手を打ちました。萬古焼(ばんこやき、万古焼) は、三重県四日市市の代表的な陶磁器・焼き物で葉長石(ペタライト)を使用し耐熱性に優れた特徴があります。そのため土鍋の国内シェアは、7、8割を占め ると言われてるそうです。銀峯陶器の原材料の土は、HPによると愛知、岐阜、滋賀、岡山のものを。鉛、カドミウムなどの有害物質は一切使用していないと標 記されており安心できます。

購入する土鍋は決めたものの、最後まで迷ったのはサイズ。HPを見ると深鍋タイプの花三島では、8号は2〜3人用、9号が3〜4人用とあります。今回選んだ菊花は浅底タイプ。深底タイプの花三島を比較すると以下の通り。

【菊花】
6号鍋 長径:205mm/短径:185mm/高さ:100mm/容量:0.85L
8号鍋 長径:270mm/短径:240mm/高さ:135mm/容量:1.9L
9号鍋 長径:310mm/短径:285mm/高さ:150mm/容量:2.7L

【花三島】
8号鍋 長径:250mm/短径:275mm/高さ:140mm/容量:2.2L ※目安:2〜3人
9号鍋 長径:280mm/短径:310mm/高さ:165mm/容量:3.2L ※目安:3〜4人

菊花土鍋のラインナップは6号、8号、9号。2人利用が多いので8号サイズでも良さそうですが、もう少し大人数でも対応できるよう余裕をみて9号としました。大は小を兼ねるということで…。一度に沢山の食材を入れるか、途中で食材を足しながら楽しむかでも違ってくるとは思いますが。

蓋のやや紫みを帯びた鮮やかな青・瑠璃色が美しく見た目が美しい。面倒な目止め処理 が不要なのも嬉しいですね。底が広く浅めなので熱伝導が良いようです。一般土鍋の2倍の厚みということで、熱を蓄え冷めにくい特性があり余熱を使った煮込み料理にも重宝しそう。土鍋でご飯を炊く用に内側にメモリもあります。買い替えたばかりの炊飯器も簡単に十分美味しくご飯が炊けるので、土鍋でご飯はまだ 試したことがありませんが近々試してみたい。

瑠璃色の美しさに惹かれて、ついつい小鉢やレンゲも一緒に揃えてしまいたくなります。