人間ドッグ

健康診断では今まで特段問題はなかったのだが、会社から補助がでるということで人間ドッグを受けてきた。半日コースで、身長体重、聴力視力や血圧など通常の検査から始まり、腫瘍マーカー、胸部X-P,心電図・肺機能検査、眼科で眼圧と眼底検査、胸部エコー、内診、胃部X-Pとオプションで追加検査した、胸部CTスキャンなどを受けてきた。

バリウムを飲む胃の検査は予想通り厳しかった。シーソーのような機械に載せられ体を回転させてたり、傾けて静止したり。それと参ったのは、眼底検査のために瞳孔を開く目薬をさされたこと。これにより、3,4時間ずっと遠くは見れるけれど、携帯やパソコンの画面が眩しく滲んでまったく見えないことに。焦点が合わせられない・・・老眼ってこんな感じなのかと思った。

検査結果はまだしばらく後になるが、何事もないことを祈りたい。それにしても放射線の影響でCTスキャンやレントゲン何回分と言われてる報道を聞くと、この時期無駄に多く放射線を浴びたような気持ちで、ちょっと凹む。

なんだか次々と原発絡みの状況が悪化してきて、今日は東京都の水道水も乳幼児には危険という報道で。震災前の飲料水の放射能限度をWHO基準のヨウ素131:10Bq/L セシウム137:10Bq/Lとしていたのに、震災後の3月17日に突如、放射性ヨウ素-131:300 Bq/L 放射性セシウム 200 Bq/Lと一気に20~30倍の緩和していた事実…今日の報道にあるようなことを予想して変更していたのは明白。

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●震災前

飲料水の放射能限度について。
日本には放射能に関する飲料水基準は無く世界保健機関(WHO)基準相当を守っていた。

飲料水中の放射性核種のガイダンスレベル(WHO)
ヨウ素-131 10Bq/L 
セシウム-137 10Bq/L
230ページ、表9-3 
(注:PDFファイルである)
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf


輸入食品の放射能限度について。
セシウム-134とセシウム-137の合計値が370Bq/kg。基準値を超える物は輸入させない。
愛知県衛生研究所 
http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/4f/chernobyl.html

放射能暫定限度を超える輸入食品の発見について(第34報)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1108-2.html


●震災後

厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知 平成23年3月17日付「食安発0317第3号」 放射能汚染された食品の取り扱いについて

飲食物摂取制限に関する指標

・放射性ヨウ素 (I-131)
 飲料水 300 Bq/kg
 牛乳・乳製品 300 Bq/kg
 野菜類 (根菜、芋類を除く。 ) 2,000 Bq/kg

放射性セシウム
 飲料水 200 Bq/kg
 牛乳・乳製品 200 Bq/kg
 野菜類  500 Bq/kg
 穀類  500 Bq/kg
 肉・卵・魚・その他 500 Bq/kg

(注:PDFファイルである)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf

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さすがにこういうことを知っていると、基準内だから「直ちに健康への影響はない」と言われても水を買いだめしたくなるのは当然だと思う。大多数の人は知らない(知ってほしくない)事実なのかもしれないが。水銀やアスベスト、過去に国が安全と言っていたものが、相当の時間が経ってから「違っていた」というケースもある。恐怖心を煽るわけではないが…結局、自己責任ということなのでしょうか。難しいです。