本当に必要なもの

毎日更新しようなど思ったこともないのですが、最近仕事も忙しくプライベートでも特筆することもないので、ブログを書くにもどうにもネタ不足が否めません。また最近買い物をしていないことも影響しています。当然まったく買い物をしていないわけではなく、先週も友人と都内で買い物をしスーツとバッグなどを少々買ったのですが、エントリーするほどではないかなと。

もともと何か特定の情報を発信するぞ、最新のニュースを紹介するぞ、など読者ニーズを満たそうという使命感もなく、単に自分のライフログ的な意味で書いているのでこのペースが自然なのかもしれません。

最近めっきり物欲がないということはどういうことなのだろう、と考えてみました。ひとつは現時点で買えることのできる欲しいものは、ある程度買ってしまったからなのかもしれません。このブログを見返してみると、確かに今年だけでもiPad、MacBookair、Blu-rayRecorderなどのデジタル機器を筆頭に例年になく購入したように思います。いまを快適で便利に過ごすために必要なものは、すべて既に手に入れた感じがします。

もう一つの理由としては、311の震災後から漠然と思っていたのですが、今回の台風被害を見て改めて感じたのですが「モノを所有すること」にやや懐疑的な感覚が生まれきたからかもしれません。震災や洪水が起これば最新の電化製品や綺麗な洋服などもって逃げることはできません。当然ですがそういう状況下においては「生き延びるために本当に必要なもの」以外は優先順位を下げざるを得ないからです。自分が災害に巻き込まれたらきっとこう思う。「お金で買えるものはまた買い直せえばいい。でも命は買えない。生きているだけで幸運だった。」と。

本当に必要なものとはなんなのだろう、そんなことを考えると、それは決してモノではないと思ったのです。親、家族、信頼できる友人や仲間。健康な肉体、正確な知識と技術・経験、勇気と希望。愛する人…。どれもお金では買えないし、手に入れるには時間のかかることばかりです。本当に必要なもの(ほしいもの)は簡単には手に入らない。だからこそ常に普遍的に人生を考え、科学的な努力を積み重ねる必要があると思う。そして大切なものを守り抜かなければならないのだと。

最近はそんなことを考えています。いまは自分自身と向きあうときなのだと思います。