明けない夜は無い -2011年を振り返る-

あっという間に2011年が終わった。毎年感じるがクリスマス過ぎてからの疾走感は半端ない。そして歳をとるごとに時間経過のスピードが増している。

晦日に更新しようとおもったけれど、ちょっと間に合わなかった。去年は例年になくいろんなことがあり大変な1年だったので振り返っておきたい。

やはり社会的には3月の震災が大きなニュースになろう。直接の被害は幸いなかったけれど、あの日以後何かが変わった。世界が今までの時間軸からズレていくようななんとも言えないどんよりした不安感。それでも非日常が徐々に日常となり、いろんなことを受け入れ・受け止めてまた歩み出し始めた。

個人的には2010年は最良の1年だった。仕事もプライベートもキラキラしていて毎日が楽しくて。一転したのは2011年の夏ごろからだった。プライベートで問題が露見し、追い打ちをかけるように9月からは仕事がらみでも負担が増加。体重が一気に落ちたのもこのころ。かつて無い焦燥感と孤独感い苛まれ肉体も精神も限界ギリギリだった。それでもプライドと周りの多大な協力で乗りきり、なんとか年末までやっとの思い出たどり着いた。元をただせば自分自身に原因があるのだから甘んじて受け止め、反省と次への準備をしなければならない。まだまだ未来は曇り空だけれど「このままじゃ終わらせない」というエネルギーも確実に宿ってる。

ジョブズの死に象徴されたけれど「死」「病」というものを考えさせられる1年でもあった。いままで比較的健康に恵まれていたので深く意識したことがなかったのだが、親知らず抜歯後の経過が悪い時には食事さえ苦痛だった。到底美味しい物を食べたいというより、食べられるものをなんとか食べるというレベルで満足するしかなくなる。健全な肉体があってこそ、当たり前な日々が送れるのだと再認識した。

身近なところでシリアスな問題があったこともあり「死」ということも意識した。人は突然死ぬ。自分自身もいつ死ぬかわからないので悔いのないように一分一秒を大事に生きていこうと思う。 不確実な毎日だからこそ。