Casa BRUTUS「Appleは何をデザインしたのか!?」

Appleのデザインに焦点を当てた今月のCasa BRUTUS。あまりインタビューに応じないと言われるジョニー・アイブのインタビューを始め、なぜAppleを使うのか?など興味深いテーマでまとめられています。

iPhoneiPodの成功でパソコンもAppleにしたという話は最近よく聞く話ですが、メインストリートであるWindowsPCからあえてAppleを選んだのかというのはとても興味があります。今のApple製品はかつてと比べれば価格競争力ありますが、それでももっと安い値段で性能のよいWindowsPCはたくさんります。そんな中でなぜあえてAppleを選んだのか。

個人的には単純に「優れたプロダクツだから」というのが一番の大きな理由でしょうか。先日のiTunesCloudを見ても分かるとおり、ソフトウェアとハードウェア両方を開発している強みが遺憾なく発揮されていて、何も考えずに圧倒的な利便性を享受できます。当然デザインの洗練さ、UIの心地良さなど細かな部分でも気に入っています。

ガラケーでもiPhoneでも同じような事ができます。カメラで写真を撮る、乗り換え経路を検索すること。ガラケーだって音楽も聞けるしネットもできる。でもそこまでに至るスピードや簡易さが全く違う。友人はAndroidスマートフォンを持っているけれど、iPhoneユーザーからするとまだまだ「そんなことしないと出来ないの?面倒だなぁ。」と思ってしまう。

対WindowsPCと比較しても同様。(今やMacといえど安心とは言い切れませんが)マルウェアやウイルスに強く、スタンバイ・スリープからの起動も爆速。不自然にOSやアプリが固まることもすくない。バックアップはTime Machineで自動的に実行される。iCloudiPhoneiPadとも自動シンクロできる。マウスいらずのマルチトラックパッドの使いやすさ。何も考えずにユーザーはその便利さを利用できます。

Appleの囲い込みや独自路線に嫌悪感を抱くひともいるけれど、所詮「道具」。その時その時で一番楽なモノを選んだほうがいいと思う。何も無理して手間をかける必要はないし。だからAppleを選ぶということは至極合理的選択と思ってます。

背表紙もありオールカラーな作りでApple好きは楽しめると思います。