手軽に美味しくドリップコーヒー「Melittaアロマサーモ ステンレス JCM-561」を買ってみた

ドリップ式のコーヒーメーカーの基本構造は「バスケットのコーヒー粉に熱した水を滴下し、浸透させ自重によりコーヒー液を抽出する」という単純なもの。その単純構造から差別化するために各社独自で特徴ある機能を盛り込んでいていろいろと迷いますが、どの製品も良いレビューもあればイマイチなレビューもあると。結論としては、どのメーカーが自分好みなのか各社の製品を実際に使って直接比較しなければハッキリわからないよね、と。かといってコーヒー豆を選ぶ用にポンポン買い換えるわけにもいかないので、長きに渡り売れ続けておりこのクラスの売れ筋であるMelitta アロマサーモ ステンレス ダークブラウン JCM-561/TDにしました。後継機種 MKM-531/Bもでていますが、特徴であるバイメタル方式*1が省かれているようです。このシリーズは脈々と地道な改良を加えて作り続けられて来ているので、ポットをずらした時にしずく漏れもなく実際に使ってみると完成度は高くよく考えられているなぁと関心します。

ちなみに最終的に迷ったのはTHERMOSの真空断熱ポットコーヒーメーカーステンレスブラックECF-700 SBKでした。THERMOSのほうがシュッとしたデザインですが、Melittaのほうもステンレスで仮装されかつてより十分スタイリッシュになりコンパクトでこれはこれで悪くないですね。今回、10年ぶりくらいにコーヒーメーカーを調べてみましたが当時とは明確に違うポイントがひとつ。それはポットがガラス製からステンレス製の魔法瓶タイプの製品が多数あるということ。ガラスを割って廃棄という経験があるので、割れないというのはポイント高い。

さっそく使ってみての感想は。レビュー等で本体に水を入れにくいという記載がありますが、ペットボトルのミネラルウォーターから注ぐ分にはそこまで気にはなりません。もしこぼしても所詮水なんで、どうってことないとは思ってますが。それとタンクの水分量が見難いというレビューがありましたが、横から見ればそこまで見難いとは思いません。
↓こんな感じ

コーヒー抽出後に自動で自動オフ(約10分)になるのは安心。単純なスイッチなので、外部タイマーを使って寝る前にコーヒーメーカーをセット、起きたころにはコーヒーができていて、その後は自動的に電源オフになるので使い勝手がいいですね。抽出後の豆をみてもふんわりしており豆をうまく抽出できている感じ。説明書どおりだと若干濃い目に感じたので、それを加味して豆量と水分量を調整していきたいと思います。
今まで手間がかかるとインスタントで妥協していたのが惜しく思えるほど簡単に美味しいコーヒーができ、この価格帯ではベストな選択だったのかなあと満足です。個人的には中途半端なハンドドリップよりずっと美味しい。単純な構造なコーヒーメーカーも年代分きちんと進化してるのですね。なお、色はダークブラウンというけれどブラウン要素は感じずダークグレー?という感じです。直接抽出したてのコーヒーを注げる専用のマグTM-555も欲しいな。

*1:味と香りをムラなく引き出す高温安定抽出をするために豆のおいしさを引き出す90℃以上のお湯だけをバイメタルが感知。規定の温度に達しないお湯は再び水槽に戻し、適温の熱湯だけをフィルター内に注ぐ機構。