1,000円切りは即買いで間違いない、エレコムのバランスド・アーマチュアユニット登載イヤホン「EHP-IPIN500BK」

完全なる在庫処分価格とも言える700円を切る価格で、「バランスド・アーマチュアユニット*1」を登載したイヤホンが売っていたので衝動的にポチってみた。

2011年に発売されたエレコムのイヤホン「EHP-IPIN500BK」です。イヤホンの筐体にアルミ金属を使っており、マイク内蔵のリモコン付き。ちなみに2011年発売当初は、7,035円もした商品。

格安イヤホンは以前も紹介したPanasonicの「RP-HJE150」がベストと思ってましたが、さすがにBA登載のイヤホンが700円を切っているとなると話は別。リモコン部は表面にワンボタン、裏面にマイクを装備。ボタンを1回短押し、1回長押し(2秒以上)でコントロールする仕様。iPhone/iPod/iPad用になっており、着信応答や再生・曲スキップ・早送り/巻き戻しといった操作が可能。イヤホン発売当初は未発売であったiPhone5でも再生・一時停止の動作ができることを確認しました。iPodnano2世代目では反応ありませんでしたが…。リモコン機能があると言っても、なぜか音量調節機能はありません。ボリュームコントロールできないリモコンってどうなんだろう。

たとえリモコン機能がなかったとしても、この値段なら法外に良い音ではないでしょうか。バランスド・アーマチュアユニットらしく中高域で素直でクリアな音。Panasonic「RP-HJE150」と比べ、耳の近くで鳴っているような解像度の高い音です。さすがに違いは明らか。イヤーピースも4サイズあるので大抵の人にはフィットするかと。

グッドデザイン賞受賞のデザインもいいですね。1,000円以下なら買って損なし。7,000円オーバーのイヤホンとするとう〜んとなりますが。

*1:マグネチック型とほぼ同じだが、マグネチック型が鉄片を直接振動板として用いるのに対して、こちらは鉄片の振動を細い棒(ドライブロッド)で振動板に伝えて振動させる点が異なる。戦前から昭和の中頃までテレビ・ラジオの個別聴取のために使用されてきたマグネチックスピーカーと全く同じ原理である。ダイナミック型と比較すると、吸引力が非線形なため歪が出やすく、鉄片が磁石に吸着してしまわないように振動系を固く支持する必要があるため、周波数帯域が狭くなるという原理上の欠点がある。しかし、ダイナミック型より小型化が容易なことから、音質よりも小型化が要求される外耳道挿入型補聴器等によく用いられている。(日本ではインナーイヤー型ヘッドフォンと称される)の高級タイプでは、低域用・中域用・高域用など専用ドライバーに分けて、周波数帯域が狭いなどの原理上の欠点をある程度改善した製品が開発されている。