自主制作した実写版「AKIRA」のBGMがカッコイイ

今週になり話題となっているアニメ・AKIRA(1988年)*1の実写版Trailer。AKIRAは連載開始から30年以上経過した今なおも世界中にファンがいる稀有な作品。幾度と無く実写化の話がでていますが、未だ実現していません。今回、熱心なファン*2が待ちきれないと言わんばかりに自主制作したというこの映像作品は、迫力ある映像と世界観の再現性が素晴らしい。

映像美もさることながら、気に入ったのはスケール感たっぷりの壮大なBGM。調べてみるとカナダの作曲家、Michael McCann(マイケル·マッキャン)のゲーム用に作られたサントラ「Deus Ex: Human Revolution」に収録されているメインテーマのIcarusという曲でした。引きこまれていくような音のインテンシティーは、iPodで聞いていると見慣れた日常の風景さえも別物に変えてしまう。サントラを入手し、この数日ヘビロテです。

映像と音楽素晴らしい相乗効果で圧倒的な緊迫感、疾走感を生み出し、近未来巨大都市の荒廃とサイバーな空気感が見事に表現されている。

「近未来」というワードにずっと昔から魅了されている。遠く想像もつかない未来ではなく、現在から地続きのほんの少し先の未来。大好きな攻殻機動隊シリーズももう一度見返して見ようかな。

*1:友克洋の名と共に、日本のアニメを世界に知らしめた'88年の作品。舞台は2019年のメガロポリス東京。不良グループのリーダー・金田は、荒廃した都市バイクで駆け抜け、暴走と抗争を繰り返していた。ある夜、仲間の鉄雄が暴走中、奇怪な実験体の少年と遭遇。負傷した彼は、金田達の前で軍の研究所へと連れ去られてしまう。鉄雄救出のために研究所へ潜入を試みる金田。だが、彼はそこで過度の人体実験により新たな“力”に覚醒した、狂気の鉄雄を見る。一方、研究所内の特殊ベビールームでは、実験体の少女が、「最高機密=アキラ」の目覚めを予言。鉄雄は自らの力の謎を解明するため、地下深く眠る「アキラ」への接近を開始した……。

*2:12カ国の約40人から成る「The Akira Project」