Mac Fan臨時増刊号『追悼 スティーブ・ジョブズ』

久しぶりにアマゾンでお買い物。

マイナビから発行される、Mac Fan臨時増刊号『追悼 スティーブ・ジョブズ』(10月17日発売、500円)をポチりました。アスキー・メディアワークスからも、MacPeople増刊として『CEOスティーブ・ジョブズ (MacPeople 2011年12月号増刊)』(10月17日発売)が発行されるようです。今後もジョブズ関連の書籍は沢山でてくるとおもうけれど悩む値段ではないし、数少ないMac専門誌を応援する意味でも。

かつてMac系雑誌の乱立時代があったことなど今の壊滅状態をみたら信じられない。MACLIFE、マックブロス、MacPower、MacJapan…あのころの雑誌はほとんど廃刊となった。残っているのはMacFanMacPeopleくらいか。その両誌も月に2度の発行から月に1度の発行になっている。とはいえそれはMac系の雑誌に限らずPC雑誌全般にもいえ、自動車その他の分野でも以前にくらべてグッと種類が減っている。(女性誌は分かりませんが)

出版社側とすれば広告収入減少が大きいと思うが、実際に買う読者目線でいえばやはりネットの普及が大きい。欲しい情報は自ら探した方が効率的だしなにより早い。スポンサーに配慮しネガティブなことが書きにくい(と思われる)雑誌記事を読むより、一般ユーザーの感想をブログで見つけが方が有用な場合も多い。そうなるとわたしにとっての雑誌の価値というのは、「より早くピンポイントの情報を」というより「効率的に多くの情報が集まったものを手元に残しておきたい」「美しい写真を楽しみたい」というようなカタログ・資料的価値のほうが重要。

コンピュータで社会が変わる事を教えてくれたスティーブ・ジョブズの死は、ある意味において現在まで続いてきたコンピュータの終焉である気がして。Appleの製品はマーケティングからは生まれてくるようなものではなく、ジョブズが「こうあるべき」という強い信念を具現化し、ユーザーに提案、結果受け入れられたという印象が強い。ジョブズ亡き後、いままでのようなイノベーションが続くのかは未知数で。だとすると、もうコンピュータはただの産業になってしまうんじゃないか、とさえ思う。いつまでもジョブズの死を悲しんではいられないけれど、集大成としてなんだか買わないといけない気がした。

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