スリル満点な「雨畑の吊橋」に行ってみた

普段なら未読スルーしてしまう旅行会社からのメルマガ。偶然開いてみたところ、東京初の日帰り旅行プランがいくつか。その中に興味を引くものが。

山梨県南巨摩郡早川町にある雨畑の吊橋です。検索してみると、吊り橋ベストテンのような取り上げられ方をしており、「スリル満点」「絶景」と称され密かな人気スポットの様子。雨畑の吊橋は、雨畑ダムの中央部分にかかる対岸を結ぶ吊橋で、観光目的につくられたというより工事や運営管理の効率を上げるために作られたような印象です。

ちょうど「ほうとう」を食べに山梨ドライブを計画していたので、ちょっと足をのばし雨畑の吊橋へも行ってみることにしました。大体この辺りか?と大雑把にナビをセットし、ナビに促されるまま首都高から中央自動車道経由で向かう。

目的地まであと僅かとなると、一気に道が狭くなり、すれ違うのも困難な1本道。本当にこの先にあるのか不安になりながら車を進める。途中、左右上下とも車1台がやっと通れるような圧迫感のある暗いトンネルをいくつか抜けると、ぱっと開け集落があり雨畑ダムが見えてきます。目立つ看板のようなものも見当たらないので、ダムの周りを走っていると見つけました。

もっとちゃんとした観光名所なのかとおもったら、そんな雰囲気は一切なく驚く。観光らしい人といえば一組の夫婦がいるだけで、人の気配がない・・・ここって観光スポットなの!?と不安になる。まるで秘境の様相。

車をとめ、吊り橋まで歩いて聞くと、本当に立ち入って良いの?!感がすごい。

吊り橋の入り口に掲げられてる看板には「危険につき、5人以上で一度に渡らないでください」との注意書きもありました。

せっかく来たのだからと、吊橋を中ほどまで歩く。木で出来ているので、きしむ感じが伝わってくる。いくつか写真をとりましたが、常にゆらゆら揺れていて、ブルーの湖面と新緑の山々の美しい風景が広がっているのですが、スマホを落としてしまいそうで必然的に手に力が入ります。全然落ち着きません・・・そそくさと僅かな滞在時間で撤収致しました。全長120メートル(145メートルという記載のサイトもあり)ともいわれる、長い吊り橋は確かにスリル満点ではありました。

吊り橋の後はお目当てのほうとうを食べに、旅の目的でもある「ほうとう不動」を目指す。途中、千円札と旧五千円札の裏面に描かれる富士山の姿が見れるという本栖湖に立ち寄る。残念ながら生憎の曇り空。結局、雄大な逆さ富士山の姿を拝めずじまい。

今回は大福のような特徴的な建物のほうとう不動東恋路店で。

今回はオリジナルの七味唐辛子をたっぷり目に入れて食べてみました。なお、クレジットカード利用不可ですので、そこだけはご注意。

帰りは想像した以上に中央自動車道が大渋滞。80キロの距離を3時間以上…結構疲れました。