ふらっと台湾-2日目-

台湾2日目はばっちり快晴。大型台風19号は台湾付近から離れ、依然勢力を増しつつ日本へ向けて太平洋を北上中。前日は疲れとマッサージ効果もあって、ビールを1缶空けきらぬまま途中で爆睡。目覚ましもかけずゆっくりめの起床。

ホテルは朝食バイキング付きプランだったので、せっかくだからとモーニング終了間際ギリギリの時間に飛び込む。種類はいろいろあったけれど、”ここは無難に”ということで、日本でも食べられるようなシンプルな洋食(という感じのもの)を、友人はあえてチャレンジングなものをチョイスし味が想像できないものを積極的に選んで食べておりました。最後には聞いたことのないようなお茶を飲んでました。(一口飲んだらもの すごい顔をしていたけど…汗)

人生初の足つぼマッサージを体験した友人は、めちゃくちゃ効果を感じているようで元気いっぱい。2日目は、まず前夜にガイドブックで見て決めた台北最古の寺「龍山寺」へ行くことに。パワースポット狙いというわけではないけれど、せっかく台湾に来たからには主だった観光地・歴史を感じるところも見ておこうと。龍山寺は観光客が訪れるだけでなく、ローカルの々も熱心に参拝しおられ激混みでした。このお寺はありとあらゆる神様が祀られており、全方位で対応できるようです。


さっそくホテルから最寄りの地下鉄・中山國小駅へ慣れた足取りでさくさくと。既にこの頃にはお金の感覚にも慣れていて、小銭もさっと目的のものを選べるようになってました。漢字表記は感覚で理解できるので分かりやすいですね。むしろ英語で書かれたほうがよくわからないという(w。

東京のように複雑ではない地下鉄は迷わず目的地へ。駅を出たら”とりあえずビール”ということで駅のコンビニでビールを。ちょっと珍し目のビール片手に、地元の人がたむろって囲碁をしているあたりで一服。この人達は普段何をしているのだろう…、と思う。昼間から酒を片手に囲碁を楽しんでます。

それほど大きくはない龍山寺には、毎日お祈りに来ているような地元の人、カメラ片手に観光客で激コミ。本当は線香を買って突入するようですが、線香売り場まで辿りつけず。とりあえず流れにのってグルリの境内を一周。本尊中心まで到達。

「降臨」という文字をタイミングはかりしっかり激写。


その後はまた地下鉄で移動し故蒋介石を記念して建てられた中正紀念堂へ。地下鉄駅をでると直ぐに目の前にとんでもない規模の建物と広大な公演がそびえ立つ。高さ30mと言われる中正紀念堂は公演の敷地端から眺めてもその存在感は圧倒的。さすがにかつて来た時の記憶が蘇る。途中記念撮影する旅行者と写真を撮り合ったりしつつ、階段を登ると1時間おきに行われる名物の儀仗兵交代式がすぐのナイスタイミング。凛々しい衛兵の若者たちがキビキビと統率のとれた一連の交代式は、せっかく行ったのなら見ておきたいポイント。

そうこうしているとお腹がすくというもので。近くで良さそうな小籠包の店があるというので中正紀念堂の観光そっちのけで行くことに。目指すは「杭州小籠湯包」遠くからでも看板を見つけるより、行列ができていたのですぐに分かりました。並んでいると写真(日本語表記あり)と希望メニューを記入する注文票を渡されるので、そこに記入してしばらく待つこと20分程度!?で店内に案内された。ここでもビールは外せないので聞いてみると「ビールは店内の冷蔵庫から自由に持ってきて飲んでいいよ、会計時に食事代と一緒に計算します。*1」というセルフサービスシステムでした。極細に来られた生姜に、醤油や薬味調味料はセルフサービスで取ってくる。


どうせだからと人気がアリそうなやつを数種類適当に注文。頼んだのは、一番シンプルでベースとなる豚ミンチとネギを使った小籠包。エビと豚肉入りシュウマイ。蟹味噌入り小籠包。棒餃子。この中ではどれも美味でしたが、ダントツで蟹味噌入り小籠包が美味しかった!この店の料理はたぶん日本人にもあう味付け。この台湾旅行で1番ここで食べた料理が美味しかったなぁ。

一旦、セントラル駅である台北車站でおみやげショッピング。地下街から三越近辺をぶらぶら。スタバでお茶もしたりして。

その後は相方がぜひ行きたいと言っていた「九份」へ向かうことに。今回は公共機関最大利用の節約の旅なので、地下鉄の乗り継ぎ九份行きのバスがでている忠孝復興駅へ移動。バス停付近には「バスよりタクシーのほうが便利だし早いよ」などという客引きが結構いますが、もはや旅慣れテーラーズということで、華麗にスルー。それにしても、さすがに日本では昼間からこんな光景は滅多にみれない、あかんやつ!(笑

日本人観光客が大半をしめそうなバス停留所にやってきたのは、古めの観光バスと路線バスの中間のようなバス。九份にバスだと思われるが、なぜかバス停付近にいた日本人は自分達+2組程度しか乗車せず。運転手はバス代は102元(?)だというので100元札を出したあと小銭を出そうとしたら、「(もたもたするなら)小銭いらないから早く奥手進め!」的なジェスチャー。そんなもんか(笑。同じくバス停でまっていた多くの日本人が九份目的のようだったけれど、大半がスルーしたのは何か意味があるのかとちょっと不安になる。

↑の地名がどこだかわかりませんが(笑)

まぁ、乗ってしまったものは仕方がないと割り切ったけれど。途中Googleマップで現在地をみると、九份に向かっていることがわかって安堵。そにれしても結構細い道をガンガンせめて飛ばします。

台北市内を出て1時間15分程で、幻想的な九份に到着。九份の街並みは日本統治時代の面影を色濃くとどめており、当時の酒家(料理店)などの建物が多数残されていると言われ、何よりも日本ではジブリアニメ「千と千尋の神隠し」のモデルとなったといわれ一躍有名になりましたね*2。結構、山を登る感じ。

細い道にびっしりと立ち並ぶ店はどこか懐かしいレトロな雰囲気が漂う。売っているものもキーホルダーやTシャツから。紅餅に臭豆腐など現地の食材も所狭しとならび、街全体が独特の匂いで包まれてます。


懐かしい感じの建物と提灯が並ぶメイン通路「豎崎路」の階段は観光客でぎゅうぎゅう詰め。回りを楽しむ余裕などなく、とりあえず人の並に沿って移動。日本人も多く、ツアーで来たと思われる人たちからは「登って降りるだけで(集合の)時間が着ちゃうね・・・」なんて声も。遠くに海と街が見える高台から一歩密集地帯をでると、一気に静まり返った世界が。本来はこちらが日常なのだろうか。なんとも言えないノスタルジックな雰囲気。

おみやげのお茶も購入し、そろそろ台北に戻ろうかと。運良くフリーの無線LAN電波を掴んだので、ホテルへの道のりをGoogle Mapsで確認。バスの候補もいくつか出てくる中、数分後にタイミング良く台北市内行きのバスがあったので、急いでバス停へ。またしても100元を投函。帰り道は高台にある九份から峠(?)を下るルート、これまた乱暴とまではいかないが日本のバスよりずっと早いペースで下っていく。対向車お構いなしで攻めるバスにちょっとヒヤヒヤしましたね。

途中眠ってしまい目が覚めたら、あっという間の台北。に翌朝早朝には帰国の途につくので、実質最後の食事。何を食べようか迷う。一旦ホテルに戻ってiPhoneで近所を検索。

iPhoneアプリ「トリップアドバイザー」により、ホテルから徒歩3分の丸林魯肉飯に決めやおら出かけたものの夜も遅かったために営業終了。どうしようかと思ったけれど、地下鉄駅に行く際にいつも並んでいた焼肉屋っぽい店?に行ってみよう〜と。帰国後調べると「涮鮮日式火鍋」という店でした。とりあえず入ったもののシステムがよくわからず。要は食べ放題飲み放題のお店だったみたい。ハーゲンダッツが食べ放題ということで、肉より結果的にはビールとデザートをたくさん食べてたかも。肝心の鍋はトマト鍋とキムチ鍋を選んだけれど微妙でした…汗。


その後は普段車生活の相方が「今夜も足つぼマッサージ!」というので、前夜とはまた別の店へ。入り口で料金交渉し、またしても200元おまけしてもらいました。

ここでも友人は女性、当方には屈強な男性がつくという豪不運。半端ないパワーでゴリゴリやられました・・・。完全に撃沈です。それでも弱い箇所は前日同様「腰」「首」「肝臓」とのこと。相方の女性マッサージ師には「He is more hard!more strongly,more Powerful!」と言って、相方にもゴリゴリやってもらいましたが(笑

そんなこんなでホテルに戻ったのは1時過ぎ。こちらは疲れて早々に寝てしまったけれど、友人はテレビで偶然つけたテレビで台風情報を衛生放送で見ていたようです。相方は翌日朝から仕事、帰国ディレイは許されません。さてどうなるのか!無事帰国できるのか!?

*1:はっきり現地語なので分からないが、そんなニュアンス。結果、間違いなかった。

*2:公式には九付がモデルということは否定されているようですが…