釧路〜富良野・美瑛〜登別温泉、820キロドライブ旅行

シルバーウィークは今年2度目の北海道旅行。前回はGWに積丹半島へ「うに」を食べに行く旅でしたが、今回は羽田から新千歳空港ではなく釧路空港からスタートするプランで。

朝イチの釧路行きはANAエア・ドゥの共同運航便。搭乗口からそのまま飛行機ではなく、一度バスに乗ってからタラップを使っての搭乗。機体はボーイング 737-700。144座席の想像以上に小さな機体に勝手にジャンボのイメージをしていたので驚く。1時間40分ほどのフライトで降り立つと、東京とは別世界の開けた景色と澄んだ空気で北海道に来たことを実感する。

羽田に比べれば新千歳も飛行機から空港外に出るまでのアクセスが十分短いと感じるのですが、釧路空港のそれは一段と近くて。

空港内のレンタカー窓口に出向き予約済みの旨を伝え、営業所までバンで移動。今回の旅のお供はマツダデミオ1.3Lの4WDモデルでした。前回の北海道ではトヨタヴィッツだったので違う車種でよかった。

まずは腹ごしらえと和商市場で勝手丼を。どの食材も美味しそうですが、一通り中をぐるり。目星をつけて好みの食材を複数の店から選んでいく。あれやこれやと選んでいくと最終的な金額はそれなりに高くなり、決してお安くはないのですが、やはり美味しい。おみやげ用に酒のつまみに鮭とばを購入。その名も”とば一郎”!!!

釧路市内を軽くドライブしたら(釧路駅に「946」の表示!初めて知った)その後は釧路湿原へ。湿原をグルリと一周ハイキングできるのですが、3分の1ほど進んだ吊り橋を超えたあたりで「蚊」の多さに一周ぐるりは断念。良く考えれば湿原だから蚊も多いのですが、虫除けの準備もなくノーガードでは厳しかった。同じように途中で引き返す人多数。

それでも。 緑々しい澄んだ空気の中は、都会では味わえないゆったりとした時間。本当はせっかくなら摩周湖や網走方面にも足を伸ばしたいところですが、初日の宿は釧路から約240キロ弱離れた富良野、ということで次回に持ち越しです。

釧路でお墓参りを済ませたあとは、十勝街道(38号線)を進み、途中の白糠で昼はオススメのラーメンを。その後はしばし海沿いをドライブし、池田町のワイン城を目指す。本当はここでも食事を考えていましたが、時間が案の定押しまくり。しばしの休憩のあとは、池田ICからトマムまで道東自動車道でひた走り、南富良野町を抜けて富良野へ。残念ながらホテルの夕食時間には間に合わず…。

翌朝は疲れからか遅めの起床、それでも朝食にはギリギリ間に合う。チェックアウト時にホテルに貼ってあった「北の峰ゴンドラ」のポスターを見て失敗に気がつく。この旅を考えていた半年前には確かに計画にあった早朝のゴンドラ。ホテルから歩いてゴンドラ乗り場まで行けた距離にいたのに…。ホントもったいないことをしました。せめて前夜に気がついていれば!

富良野スキー場のゴンドラを7月26日〜8月23日または9月19日〜10月4日、時間は午前6時30分〜午前9月30分という限られた時間に運行しています。山頂からは十勝岳連邦が広がり、タイミングが良ければ雲海が見れることも…。スーパー雲海ともなれば絶景中の絶景!

気を取り直し朝食は食べたばかりですが、ホテルから直ぐの菓子工房フラノデリスで季節限定プリンを。パッケージがどれもおしゃれで可愛い。

オープン直後でしたが、既にお客さんがたくさん来ていました。

2日目のこの日は個人的にはこの旅行で1番楽しみにしていた美瑛町の「青い池」へ。何年か前に美瑛をドライブした時にはその存在は知らなかった「青い池」ですが、知ったキッカケは、2012年のMacOSX「Mountain Lion」で公式壁紙に採用されたこと。その神秘的なブルーのなんとも例えようのない美しい池の写真をみて以来、「いつかはここへ行ってみたい」とずっと思っていました。(以来、自分のMaciPhone、職場のWindowPCさえ青い池の壁紙にしています。)やっと念願が叶いました。

午後からは混雑するということで、11時前には到着。すでに駐車場2キロ手前からノロノロ。それでも都内の渋滞と比較すればなんてことなくて。程なくして駐車場へ。

車を降りてすぐに、写真で見ていたあの青い池が目に飛び込んできました。こんな光景は初めて。滞在中も日の光加減で微妙に色合いが変わっていく。とにかく見たことのない光景に言葉が出ません。美瑛まで来たら、入場料もないので一度は見ておくべきかと。

その後は、美瑛の丘の定番観光スポットめぐり。その道中も”これぞ北海道””美瑛”という壮大な景色の連続で、何度来ても「やっぱりいいなぁ、また来よう」と思える。

セブンスターの木、親子の木、ケンとメリーの木、パッチワークの路、北西の丘展望公園、マイルドセブンの丘などなど。車で順序よく巡る。どこを見ても絵になる景色に癒された。こんな場所は他にない気がします。

その後は237号線を使って再び富良野の(ラベンダーの時期ではありませんが)定番の冨田ファームへ。その途中、偶然目についた菅野ファームではこんな素敵な光景が。紫や赤いサルビアが咲き乱れる圧倒的な景色。ここでも息を呑む美しさにため息。予定していなかっただけに嬉しい誤算。

実はこの日も約250キロのロングドライブ、前日はホテルの夕食に間に合わなかったので急ぎ本日の宿のある登別温泉へ。豪華なバイキングに満腹すぎるほど食べて温泉で至福の時間。

3日目の最終日は、地獄谷を観光し洞爺湖まで足を伸ばす。


スワンボートにも乗ってみたり。

その後は連休最終日で混雑が予想されたため、気持ち早めに新千歳空港へ向う。高速道路を使わなくとも緩やかな峠道をのんびりドライブ。支笏湖のほとりを通りぬけ、千歳市内でガソリンをいれ返却。なんだかんだ最後はバタバタしていて、空港で最後の食事をと思ってましたがそんな時間がなく、なんとかテイクアウトし食事。

デミオの3日間での走行距離は約820キロ超、平均燃費は16キロちょっと。天候に恵まれこれ以上ない最高のドライブ旅行となりました。