その保険、本当に必要!?〜生命保険を見直した

社会人となり企業間の付き合いという名の半強制的に入らされた生命保険が更新月だかなんなのか知らないのだが、月額の掛け金が高くなる機会に見直しをというようなことを言われていて。自動車保険(任意)については、その重要性はしっかり認識していますが、生命保険となると守るべきものもないので全く関心がなく。正直いままでどんな内容の保険に入っているかしっかりわかっていませんでした。第一、死んだところでお金が入ってもね…。

それと旧態依然とした、生保のおばちゃんが(多少なりの同情と必死さを全面に出し)人の感情を利用するような営業にも疑問を持っていて。まぁいずれ遅かれ早かれそのような営業はなくなるとは思いますが、どうにも懇切丁寧にされれればされるほど「うざい」と感じ、余計距離を置きたくなってました。なるべく顔を合わせないようにしたり…。保険のおばちゃんの営業コストが保険料に上乗せられている→いずれネットが主流となるのだろうな、なんてことも予想できる。

いつか辞めようと思いつつもズルズルと保険料を払っていたのは、絶対的な金額が大したことがなかったことと、単なる面倒臭さ。(案外こういう理由で継続している人も多数いると思う)今回はそれを解消するチャンスでもあったわけですが、あえて解約ではなく見直しをして更新扱いとしました。

当然言うがまま見直しをしたわけではなく、それなりには検討しました。個人的に生命保険など掛け捨ての保険料を払って、死亡保障を5年・10年など環境に適切な一定期間付与する定期保険で十分だと考えます。独身子無しローン無しであれば、そもそも健康保険(国民保険)に加入しており、毎月貯蓄できるような環境であれば、突然の入院や怪我をしたところで資金繰りに困ることはないはず。高額療養費制度もある現時点においては、よく調べてみるとそこまで充実した保険が必要なの?というケースは多々あると思います。

保険を使わなければ20年後10万円を支給します、とか無いですよね。なんかそう言われると(もらえないよりもらえる方が)嬉しいと感じますが、民間企業がそんなお客様が得をするような美味しいことなんてしません。お金の時間価値が違います。そもそもインフレ基調が予想される日本で、今の10万円と20年後の10万円の価値が同じなわけないの理解出来きますよね!?*1現在価値に割り引けば、金利がいくら低くても大したことない金額です。個人的にはわずかな利率で回すのなら自分で投資したほうが早いです。

あえて今回更新したのは、単純に今までよりも掛け金が上がったとしても自分にとってはそれほどの負担増にならないということ、それと福島原発による放射能汚染による影響*2が未知なこと。国家は過ちは認めないと考えてますので、ある程度はヘッジしておかないとね。どの程度リスクヘッジをするかは個人の判断によりますが。それとやけどをしたり不注意な怪我をしがちな傾向にあるし、もしかして癌?なんてちょっと落ち込んだりしたという理由もあります。安心料としては妥当かなと。

いずれにしても、生きてく上でファイナンスの知識は必須ではないでしょうか。

*1:20年後の10万円を年率20%で現在価値に割り引くには、X=10万円/(1+20%)^20で計算できる

*2:アメリカ政府は「北太平洋の汚染は少ない」としながらも、「太平洋全体が福島原発事故で発生した放射能に汚染された」とも指摘。18京ベクレルという値は人類が今まで爆発させた原爆や水爆を全て足した数よりも桁違いに多く、アメリカ政府は「人間を含めた地球上の生物に悪影響を与えるかもしれない」と報告。http://enenews.com/govt-report-fukushima-already-released-181-quadrillion-bq-cesium-chernobyl-estimated-105-quadrillion-radioactive-material-continue-flowing-ocean-years-fukushima-radionuclides-spread-north-pac