Panasonicの格安SIM「Wonderlink LTE」を1年間使ってみた感想

1年前の今頃と比べると比較にならないくらい多くの業者が参入してきた格安SIMMVNO。料金もより割安なプランが増、サービスも多種多様。最近では流通大手のイオンや今やインフラといって良いLINEといったメジャーどころの参入発表もあり、一段と盛り上がりを見せています。こんなに多くの選択枠が出てくるとは思ってもみなかった。

さてそんな1年前、当方も格安SIMMVNOと呼ばれるSIMを契約しておりました。Panasonicが運営する「Wonderlink LTE」です。契約した1番の理由はコスト的にリーズナブルだということ。契約手続きに必要なCLUB Panasonicの会員登録も、普段からディモーラを利用しているので新たな登録が必要なかったことも良かった。そしてPanasonicという名前の安心感もあります。

契約したのは、「Wonderlink LTE-I-2Gシングル」というプラン。SMS非対応のデータ専用SIMです。2GBで諸々のキャンペーンやキャッシュバックを考慮すると、月額548 円(税込み)ということで1年前では最安値でした。キャンペーンは2015年4月末までに契約すると「LTE新プラン開始記念キャンペーン」が適用され、5月以降もずっと月700円(税込 756円)で利用できるというもの。さらに価格コム経由で申し込んだので、現金5,000円キャッシュバックも付いていました。ただし、格安SIMには珍しい1年縛りがありましたが。

細かく内訳を書くと、758円(月額利用料)☓11ヶ月(開通月は無料)+3240円(契約手数料)-5000円(キャッシュバック)=6578円/12ヶ月=548円となります。

SIMフリーのiPad mini2 Cellularモデルに入れて丸1年、通信品質やサービスに不満を感じたことはありません。APN設定ファイルをダウンロードすれば簡単に利用できます。SMS機能はありませんがセルスタンバイ問題もなく、LTEの掴みも安定、テザリングもOKと何の問題もありません。通信速度も昼や夜の混雑しがちな時間帯も厳密に測定はしてませんが、極端に遅くなることもなく安定していたように思います。エリアはdocomoの回線を利用なのでこれまた問題なし。

さらに契約当初の月間の高速通信容量は2GBでしたが、他社のサービスレベル向上に合わせるように何の手続きもなく2015年7月1日より月間の高速通信 容量が2GBから1GB増量し、3GBへとサービスレベルがアップしました。(プラン名称を「I-3Gシングル」に変更となる)

キャッシュバック特典の 「普通為替証書 5,000円分」の発送前には、郵送先となる登録住所に誤りがないかの確認メール、発送予定日や発送時の案内など適切なメールがカスタ マーセンターから届き、ユーザーとして非常に安心感のある対応には好印象しかありません。大量のキャッシュバックや特典を出来ればもらい忘れて欲しいのでは!?というような、厄介な手続きもありません。

注文をつけるとすれば、IIJmioやOCNモバイルONEにあ る「アプリによる高速・低速の切替機能」があれば、なお良かったということでしょうか。

契約期間1年間の縛りも過ぎ、0円からスタートするSIMや通信量無制限の定額SIMなど特徴あるプラン、手厚いキャンペーンを張る会社もあるので今後どうしようか考え中。価格だけでいえば、このまま契約してもいまだ悪くないとは思いますが。あまり目立つことないPanasonic格安SIM 「Wonderlink LTE」ですが、1年間使ってみた結果は非常に満足のいくものです。

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