14年契約してきたPHSを解約したので総括してみる 後編

では改めて続きを。

長期ユーザーに不信感が募る出来事が。当時業績不振に陥りつつあったWILLCOMが新規契約限定で月額980円でつなぎ放題というプランを出してきたのであった。当方は12年の長期ユーザーで長期割引もフル適用された状態。そんな状態でも毎月同条件プランに4000円近く払っていた。要は、「一度解約して新規で契約すれば、端末は新たにもらえ、かつ毎月の支払は4分の1で良い」ということになる。

なんだよそれ・・・あまりの既存ユーザーをないがしろにした内容に愕然とした。

いくら愛着ある電話番号とはいえ今後2年間PHSを継続するなら72000円も違う。アホらしいのでとりあえず2回線目の購入ということで980円のプランを契約。端末代一括で払ったので、月額180円で使うことができる算段。届いた端末からSIMを抜き、今までの端末へ。そして従来の回線を解約することにした。

解約の電話連絡でオペレーターと話た時に、さらなる衝撃を受けるのことになる。

解約理由は?と聞いてきたので「新規購入したほうが安いのであれば、納得が行かないので解約する。そして新規契約をする。」と話をしところ「お客様は長らくPHSを御利用になられており、今回特別に現行の契約のまま980円でご利用できるプランの用意がございます。」と言ってくるではないですか!

もう既に新規契約手数料も払って契約してしまってるんですが・・・。

そんなプランがあるなら、対象の顧客にだけメールやハガキで通知すれば良いのに、直接電話で解約をちらつかせたりクレームをいう客にだけ案内するなんて酷すぎる。最終的に、こちらは既に別回線を契約してしまっているのは取り消せず、従来回線の解約手数料も支払うことになる。

愛着ある番号も手放し、新規・解約手数料は取られたことは無意味だったのか・・・。本当になんとも言えない虚しい気持ちになったことを覚えている。

そんなことでこの2年、結局新規付与されたPHSの番号は覚えることもなかった。唯一電話番号を伝えた相手はWILLCOMのかけ放題プランで契約していた人だけ。その通話品質も既に音の良かったPHSの面影はなく、端末の問題かもしれないが携帯よりも遥かに劣る音声レートだった。唯一の発信は最後に116へ解約の連絡をするためだけだった。