何かを手放さないと欲しいものは手に入らない

将来こんな部屋に住みたいという理想ってありますか?人間誰しも美しく生活したいと思っているはず。(好き嫌いあるとは思いますが)自分の理想はモデルルームのようなスッキリとしたイタリアンモダンな部屋で、天井まで届くような造り付けの本棚にはお気に入りの本があり。大音量を出しても大丈夫な防音仕様のAVルームでプロジェクターで映画をみたり音楽や楽器を楽しむ。ウォークインクローゼットで大量の衣類もラクラク収納しガレージには愛車が…でも現実は程遠く。今は狭いワンルームの一人暮らし。

出来るだけ理想に近づきたいという気持ちはあり、それなりにモノを選ぶ時には妥協をしないよう本当にお気に入りのモノだけを身近に置くようにしています。それでも捨てられない性分なので、どうしてもモノはじわじわ増えてきてしまっていて。ベッド下などデッドズペースをフル活用してなんとか押さえ込んでいる状態。でもそんな状態じゃだめだ、ということは分かっていて。断捨離という言葉を聞いてから実践してきたつもりだったのですが…

先日テレビを買った友人とSkypeしていて。こっちも釣られて深く考えず買ったものの想像より大きくて設置場所どうしよう〜なんて話をしていたのだが。そこで参考までにどんな感じで設置したのかSkypeのビデオ通話で部屋を見せてくれることに。テレビボードも新調しスッキリきれいに設置されてました。

では次に、と自分の設置イメージを伝えるために部屋を映して見せたのですが、どうにも反応が薄い…。あれ???と思っていると一言「あ、あのぉ断捨離とか言う以前の問題でしょう」と。要はモノ多すぎで絶句していたという…(笑)

友人曰く、「断捨離とか言って細々整理してるようだけれど、なんとかいうそういうフェーズじゃない。もっとガンガン捨てなさい。売りなさい。あげちゃいなさい。とにかくモノを減らさないとどうにもならないよ。テレビの設置どころじゃない!」との御意見をビシッと頂きましたよ(汗)あまりにモノで溢れていて衝撃映像だった、とさえ言われてしまいました(笑)

自分なりにモノを減らしたつもりでいましたが、他人の目には全くその効果は出ていなかったようです。根本的に部屋が広くないということもありますが、基本的に捨てる判断基準が甘いのでしょう。もう一歩も二歩も踏み込んで取捨択一をしないとダメみたいです。なんとか空間を確保して新しいテレビの空間を生み出しましたが、せっかくの機会ですので「創意工夫による収納」ではなく、積極的に「捨てる」行動をしたいと思います。物量を減らさないと始まらないですね。

何かを捨てないと新しいものは手に入らない。過去に縛られず「捨てる」ことで物理的にも精神的にも軽くなると思う。本当に必要なものが欲しい、そんな未来の為に行動したい。なんだかモノを捨てることは結局、最近の自分のテーマとも重なっていたことに気がつきました。