インフルエンザB型に感染、その症状と経過について

職場でインフルエンザが流行っていたのは2月くらいだったでしょうか。ピークも過ぎ今季も予防接種しなくとも乗り切ったと思っていた矢先、まさかのインフルエンザB型に感染してしまいました。当初は風邪と思っていましたが、インフルエンザB型はかなり風邪に似ているようですね。1度病院ではインフルエンザではないという判断があったため、タミフルを飲み始めるまで時間が経ってしまい、症状が重くなってしまったのではと思ってます。個人的な症状と経過を備忘録的に残しておきます。

0日目:咳が若干出始める。朝晩の温度差で寝冷えでもしたのかなぁ、というちょっとしたダルさがあった。ただし、鼻づまりも喉が痛いということもなく、普通に一日を過ごす。

1日目:抑えられない咳が頻繁に出始める。全体的にダルい。節々に痛みがあり微熱かなと思い始める。夜になるにつれ明らかに体調悪化。帰宅後体温を計ると37.4 度ほど。平熱より1度ほど高い感じ。市販のかぜ薬を飲み早めに寝る。食欲も普通にある。汗をかけば熱も下がるだろうと楽観。ポカリスエットを飲んで就寝。

2日目:若干熱っぽさはあるが、朝の体温は36度後半〜37度程。市販のかぜ薬を飲み出勤。全体的に昨日の状態とあまり変わらず、よくも悪くも変化なしという感じ。夕方になりかぜ薬をもらうイメージで職場近くの病院へ。この時期に熱があるということはインフルエンザの疑いもあるため、鼻に綿棒のようなものを突っ込まれ検査する。しかし陰性。数日たっても改善しなければ、また来てくださいね、とロキソニン錠(鎮痛薬)、セルベックカプセル(胃の保護)、フスコデ配合薬(席を鎮める)、アゼプチン錠(抗ヒスタミン剤、炎症やアレルギーに作用)の薬を処方される。食欲も普通にある状態。

3日目:仕事が休みのため、病院で処方された薬を飲み冷えピタを貼り安静にしていたが熱は上がる一方。計る度に熱が上がり最終的に夜には39.5度まで。明らかにおかしいということで日が変わる前に救急で病院へ。自覚症状はとにかく熱っぽいということ。喉の痛み、鼻づまり鼻水等はなし。病院では前日処方された薬の ことや、ここ数日の症状、インフルエンザではないと診断されている等を話す。インフルエンザ以外の疑いもあるということで一通りの検査をすることに。採血、肺のレントゲン、鼻の粘膜によるインフルエンザ検査等。結果的にインフルエンザB型が判明。タミフル5日分を処方される。感覚的には熱っぽい以外は まったく感覚は普段と変わらず。

4日目:タミフルを飲み始めるも、朝から完全に病人という様相。昨夜から打って変わって食欲もなし、熱は39度台のまま下がらず。立ち上がってもすぐに横になりたい気分。寒気がするけれど熱い、熱いのに汗がでない、なんだか良くわからない状態。ベッドでのたうち回る、眠れない。

5日目:熱が38度台まで回復、かなり体感は楽になるが、頭痛が始まる。熱より頭の痛みがキツイ。冷えピタを貼ったり、氷を頭につけたり。咳も相変わらず止まらない。喉というより肺炎!?という咳。何もする気になれず、一日ゴロゴロとベッドの中の冷たいところを転々とする。

6日目:熱が37度台となる。明らかに体が楽になるが、頭痛がひどいく相変わらず食欲はなし。

7日目:熱がやっと37度を切るレベルにまで低下し、夜にはほぼ平熱に。ただし食欲は戻らず。頭痛は相変わらずでインフルエンザ以外の病気ではないかと心配になってくる。乗り物酔いしたような感じであったり、気圧の変化で耳に違和感を感じるような不快感。耳に水が入ったような頭が共鳴するような感覚が続く。

8日目:咳が残るが体温は平熱、昨日までの頭痛も収まる。食欲も回復傾向。タミフル5日分終了。出社するには診断書が必要ということで日中医者へ。B型のインフルエンザは潜伏期間も長め、また完治するまで長引く傾向にあるとのことで少なくとも7日〜10日は完治までかかるのが普通とのこと。平熱になり2日は様子を見てほしいということで、9日目も仕事は休んでほしいとのことでした。

9日目:体力が落ちているのを感じる。体重を計るとインフルエンザ前より1.5キロほど減っていた。夜は快気祝いと称してがっつりとんかつ。いきなりで食べ過ぎ、久しぶりのビールにふらふらした。

10日目:やっと完治。

仕事復帰をしてみると、どうも同じタイミングで何名かインフルエンザになっていた模様。すべてB型ということで、職場での感染だったのでしょうか。急な発熱とその温度上昇速度は驚いたし、何より頭痛は予想外でした。ずっとあの頭痛が続くのであれば、日常生活は困難でしょう。後遺症などなく回復できてホッとしました。

予防接種をしていれば防げたか否かはわかりません。インフルエンザの予防接種から約1ヶ月後に抗体の効果がピークになって、3ヶ月後ぐらいから段々と低くなります。インフルエンザは毎年12月頃に始まり、1〜3月に流行すると言われているので、10月〜11月に予防接種をすることが多いのではないでしょうか。そのため4月末のこの時期、予防接種の効果が薄れてくるということもあり、案外と予防接種をしていたとしてもインフルエンザにかかってしまう人が多いということでした。普段から健康・腸内環境を整え免疫力をアップしておくことが有効でしょう。

同じインフルエンザB型になった人に聞いてみると、「タミフル」より「リレンザ」の方が効果的だったように感じます。リレンザを処方された人は熱もすぐに下り容体も安定していたようです。