週末徒然〜BBQに久しぶりに行ってきた

本当に辛い一週間だった。何をやっても上手くいかず、頭の中は混沌としていてどうにもできないもどかしさと仕事の焦りといろんなものが津波のように押し寄せ、肉体的にも精神的にも疲弊しきってしまった感じがした。

週末は一人ゆっくり過ごそうかと思っていたところ、友人YがBBQをするのでどうか?との提案。急な誘いだったが、Sも来るというので急遽BBQに。前回の時は駐車場さえ臨時のスペースになんとか…という感じだったのだが、今回は人が少なかった。それでも火を扱うことが可能なスペースでは、子供連れの多くの家族がBBQを楽しんでいた。

友人たちは私の顔をみてすぐに顔色が悪い、痩せたのではないか、と指摘した。確かに痩せてはいるが、わずか1週間前にも会ったばかりであり劇的に痩せたわけではない。それなのに私を見て一瞬で皆が顔色が悪いと言った。きっと本当だったのだろう。彼らは仕事が忙しいからだと思ったようだ。本当はそれだけではないが、そのことは言わなかった。同情や慰めが欲しいわけではないし、根本的には自分自身で解決するしかないからだ。そして子供を見ていると、自然と仕事は脳裏から消えていた。

Yの子供たちは私にとても懐いていて会うとすぐに遊ぼう遊ぼうとせがむ。成長は速いもので、前回会った時より身長も伸び、下の子は会話が成立するようになっていた。10円玉を指先にのせてバランスをとることができる、ということがとても自慢らしく、何度も何度も指に10円玉を乗せて見せてくれた。

子供の笑顔を見ると単純に優しい気持ちになる。子供の笑顔には癒しの効果があるのかもしれない。「父親になると変わる」というが、本当だと思った。父親になるということは「覚悟」が伴うのだ。私は父親になる時が来るのだろうか、そんなことを思った。

美味しい食事とビールで程良く酔い子供達と遊び疲れ休んでいると、遠くの駐車場で練習をしているDrumsの音が、僅かなディレイを伴って独特のリズムで聞こえてきた。次に気がついたときには、BBQの撤収作業がほぼ終わるころだった。