札幌〜稚内 激走780キロ

せっかく「どうでしょう祭り」で北海道にいくのであれば、行ったことのないところ、むしろ、今後行く機会がなさそうなところに”あえて”行ってみよう!と。

なんだかんだ北海道には縁がある友人と、今までどこに行ったことないのかを話したら、お互い旭川より北、道北〜稚内だと判明。ということであっさり目的地は最北端のまち「稚内」に決定。

特に何をみたいとか、何をするわけでもなくとにかく北を目指しましょうよ、と。いざノシャップ岬!宗谷岬

どうせ行くならライダーの憧れという「オロロンラインルート」しかない、と。走り慣れてる道央道はあえて避けてみて。グーグルマップで確認すると、札幌からは314キロ、5時間46分と出る。まぁざっくりと東京〜仙台くらいだろうと。そう思うと結構遠く感じますが、北海道の道を知っているとそうでもないということも知っていて。信号もめったにないし、道は空いているし基本直線なんで。(スピードの出しすぎには注意ですが…)

当日はレンタカーを借りると札幌市内を抜け石狩市を経由し、海沿いの231号線(オロロンライン)をひた走る。暑寒別岳等の山並みや、天売、焼尻島への眺望、夕日の階段等、圧倒的な美しさの自然景観を満喫。運転することも楽しいけれど、運転は友人に譲りそそくさとビール片手にその絶景を堪能することに。

道中、雄冬展望台に登ったり、かつて子供時代に来たことのある北海道遺産「旧花田家鰊番屋」や留萌の黄金岬にもに立ち寄ってみたり。高台から海を眺める富士見ヶ丘公園からは日が沈んでいく様をみてみたり。

仕事のことなど頭からすっ飛んでましたね。

稚内で一泊し、翌日は日本最北端の稚内駅からスタート。まずはノシャップ岬を制覇し、風車と独特のうねるような地形を横目に宗谷岬を制覇。サハリンがすぐそこ!帰りはオホーツクラインから275号頓別国道を抜け、音威子府村で名物の蕎麦で遅い昼食。

個人的にはオロロンラインよりも宗谷丘陵からオホーツクラインの方に感動しました。圧倒的は大地の存在感と開放感に本当に癒やされて。途中の道の駅でもこれぞ北海道という景色がこれでもかと訴えかけてくる。

実はこのあたりから帰りの飛行機に間に合わないかも!?ということが判明。以後、寄り道せず高速を使い一気に新千歳へ。かなりナビの示した時間を巻にまいて到着。2日トータル788キロを無事走破しました。

そうそう、今回レンタカーで借りたフィット1.3L CVTモデルは想像以上に良かった。まずシートの出来がよかった。いままで国産車のシートは(自分の車と比較し)???と思っていたけれど、今回のフィットのシートは体感した国産車では一番よかった。最新のマークXやリーフよりもずっと。面圧が分散されているし、適度なホールド感とクッションの弾力性(妙にパツンパツンしていない)。それと軽すぎないパワステに高速走行時のフラット感は欧州車のようでした。そのディメンションから着座位置がちょっと高いのと、内装のプラスチッキーさはイマイチ。違和感も少なく良く出来てたCVTでしたが、やはりCVTは好きではないですが。それでもVitzよりもずっと好印象でした。ちなみに788キロ走行して消費したガソリンは45L。燃費は17.5l/km超といったところでした。(結構踏んだ割りには燃費良かったと思います。)いままで燃費などどうでも良いと考えていましたが、ガソリンスタンドが少ない地方では1度の給油で走れる「巡航距離」って重要なんだと気が付きました。スタンドの心配せずにガンガン走れる=燃費の良い車というのは良いものだと初めて思った。

自分の生まれ故郷である北海道はやっぱり別格。仕事が忙しすぎて、ずっと心臓が締め付けられるような違和感があったり、指先の皮膚が荒れていたりしてたけ嘘のようにすっかり治りました。やっぱり多大なストレスを日常的に患っていたことを実感。またクソのような日々が続くかもしれないけれど、もう少し頑張ろうっか。いざとなれば札幌に移住しようと決意した夏休みでした。