Macの熱暴走、オーバーヒート対策にはフリーソフト「Macs Fan Control」がオススメ

カリフォルニア州サンフランシスコで6月2日(米国時間)日本時間で3日午前2時からスタートする米Appleの開発者会議「WWDC 2014」で新型の登場も噂されるMac mini。愛用のMac miniはMid2011モデル。メモリーも16GBへ増設しているため、2.3GHz Intel Core i5プロセッサでも未だにパワー不足は感じません。

一枚のアルミ板から削り出されたボディに、継ぎ目のない薄さ3.6cmのUnibodyデザインは本当に美しい。背面パネルを捻ればすぐに内部にアクセスできメモリー増設も工具いらず。そんなMac miniにもちょっとした不満が。

それは少々熱に弱いこと。メモリーを増設しているためなのか夏場に暑くなると熱暴走(?)なのか突然シャットダウンすることがあります。それほど高負荷をかけていなくとも落ちる…。さすがに頻繁に起こると故障!?と思うのですが、寒い冬場は一切起こらないので、やはり熱に弱いのかなぁと。

そこで重宝するのがファンコントロールアプリ「Macs Fan Control

内蔵の冷却ファンを任意のタイミングで作動させることができるアプリ。Macは全般的にファンが静かなところは利点ですが、オーバーヒートで落ちてしまっては無意味。夏場はある程度割りきって高頻度でファンを回転させ冷却する方向でセッティングしています。いろんなセンサーから温度を抽出でき、細かく制御できるのですが、現在の設定は以下の通り。結構万能な夏場向けセッティングではないかなぁと。

上記は「センサー値による制御」でCPU Diodeを基準に「ファン速度が増加を始める温度」を55度、「最大温度」を80度に設定してあります。意味はCPUダイオードの温度を読み取って、55度までは通常運転の1800回転、それから80度までは除々に増加、80度に到達するとMAXの6000回転で制御するといった制御です。

フリー(無料)で使えるファンコントロール系アプリではMac OS X版だけでなく、BootCamp用としてWindows版もあるうえUIも分かりやすいので、熱暴走オーバーヒートに悩まされているマックユーザーにはオススメです。

それにしてもメモリーの値段が随分上昇してる。いまだったら16GBになんて増設できないなあ。

参考記事:IKEAのナプキンスタンドでMacminiを縦置きに。