快晴の東京タワーと謎の軟式野球ボール

久しぶりに晴天となった土曜日、歯医者終わりの帰り道にふらりと東京タワーに行ってみました。遠くからも近くからも目にする機会は多いのですが、いざタワーの中に入り展望室まで登るとなると記憶に無いくらい久しぶり。何年ぶりだったのかなぁ。

快晴の空にそびえ立つ東京タワーを真下から見上げると、よくこんな巨大建造物を60年以上も前に造り上げたものだと感心してしまう。まだ真新しいスカイツリーも魅力的ですが、黄赤色の鉄骨の存在感は特別な迫力があります。

東京タワーの(低い方の)展望室からの眺めは、ヒルズを始めとする高層ビルからの景色に慣れてしまったせいなのか「高い!」という感じは受けなかったけれど、夜景ではなく太陽のでている時間に見た東京の景色は案外たくさんある緑、人や車の躍動感を感じられてこれはこれで良いものです。

名所!?の「ルックダウンウィンドウ」。 床が透明ガラスになっており妙にドキドキしますね。人も車もまるで米粒のよう。 さあここであなたの勇気が試されます。ジャンプしてもOKということですが、遠慮しておきました(笑

展望室では、面白いものが。なんでも2012年7月に行われた塔頂部の改修及び耐震補強工事の際、アンテナ支柱の中から50年以上の歳月を経て発見された というボロボロになった「軟式野球ボール」が展示されていました。

当時の新聞記事の切り抜きも併せて展示されており、大々的にニュースになったようですが初めて知りました。

地上306メートルにある支柱の交換は初めてであり、密閉された空間なので建設後に入れるのは不可能。ということで昭和33年 (1958年)の建設当時 から存在していたということらしい。「作業員が記念に入れた」「建築資材を置いていた近所で野球をしていて紛れ込んだ」など諸説あるようですが、いまでもハッキリとした理由は分からないということで「謎の軟式ボール」として展示されておりました。