モネ展とかんだやぶそばで過ごした週末

2015年9月19日(土) から東京都美術館で開催されているモネ展も残すところあと一週間、12月13日(日)が最終日です。かなりの混雑ぶりを耳にしていましたが、この日もやはり大勢の来場者で賑わっておりました。入場するまでに20分から30分待ち。チケットは事前に上野駅公園口にあるチケット販売所で購入済みだったので、チケットを購入するために並ぶことはなくしなくて済みましたが、もし美術館で当日チケットを買おうとしたら、さらに20分〜30分待つことになったかもしれません。

美術には詳しくないので、モネと聞いても「印象派」「睡蓮」の人!?という程度。予備知識も乏しいまま鑑賞してきました。

とりあえず会場は人でごった返しており見ていくだけでも一苦労。少し離れた距離からも見てみたいという作品が多いのですが、大混雑中なのでなかなかそうは行きません。 そして仕方のないことかもしれませんが、こういう人が大勢集まる場所では自分勝手というか身勝手というかちょっとどうなの!?という行動を取る人がいるのは残念ですね。極一部の人だけなのですが。人の流れに逆行するようにドカドカ体をぶつけながらねじ込んで割り込みする人。鑑賞ルートがあるわけではないので自由に見て構わないのですが、ある程度の流れはあるので皆さん時間がかかっても辛抱強くお目当ての絵画を見るために並んでいるわけで。子供に絵を見せたいのはわかりますが、肩車はないでしょう。もし落下したら担ぎあげられたお子様や周りの人が怪我をかもしれないと思わないのだろうか。 ましてや展示していある作品に傷をつけてしまわないかと気にならないのだろうか。

展示は家族の肖像画から始まり、最後は晩年の完成したのかどうかもわからないような抽象的な絵。途中には、カリカチュア(風刺画)の展示も。あの有名な「印象、日の出」は10月18日で既に展示終了。その代わりに、10/20(火)からは、「サン・ラザール駅」が展示されてました。両方見るためには2回こなければならないのですね。個人的には睡蓮のシリーズより、このサン・ラザール駅が良かった。描かれていた駅舎は当時の最先端の建築素材であった鉄骨とガラスで構築された屋根が特徴的だったそうです。蒸気がモクモクと立ち込める様が活き活きと描かれています。今回の展示では、モネの絵のタッチや雰囲気が年代によって大きく変化していった様子がよくわかります。最晩年のモネの絵は、何かに取り憑かれたかのような迫力を感じました。

帰りは、一度行ってみたかった「かんだやぶそば」で。火災による休業後、初めての訪問。基本ボリュームは少なめなので、せいろは1人2枚は必要かな。瓶ビール(エビス)にお通しの練り味噌、名物の天たね(芝海老かき揚げ)で蕎麦を待つ。天たねは胡麻油でカラッと揚げられておりサクサク。中は海老がたっぷり&ふわりと。

程なくして出てきた蕎麦は、やや緑がかったお蕎麦。久しぶりに美味しいお蕎麦を頂きました。たまには和の雰囲気もいいですね。